キーワード: バリュー コンピテンシー 違い 行動指針 行動特性 人事評価

「バリュー」と「コンピテンシー」は、どちらも付与型プロセス評価に使われる概念ですが、その性質は根本的に異なります。混同したまま設計すると、評価基準が曖昧になり社員の納得感が大きく損なわれます。

バリュー(行動指針)のキーワードは「想い・姿勢」。「何を大切にするか?」という問いに答えるものであり、全社員共通で適用します。評価の視点は「組織カルチャーに合っているか」で、一度定めたら基本的にあまり変えません。

コンピテンシー(行動特性)のキーワードは「実力・行動」。「どうすれば成果が出るか?」という問いに答えるものであり、役割・職種・等級によって異なります。評価の視点は「業績につながる行動ができているか」で、環境の変化に合わせて進化させていくものです。

実務では「バリューは全社共通で5項目、コンピテンシーは職種共通と役職共通を合わせて3〜5項目」という設計が多く採用されています。バリューで組織文化をつくり、コンピテンシーで業績につながる行動を育てる——この2軸が付与型プロセス評価の核心です。