キーワード:昇給原資 基本給 業績連動 係数 ピッチ 査定シミュレーション

「業績を踏まえながら、評価結果に応じて公平に昇給を配分したい」——この課題に応えるのが**「昇給原資設定型」**です。業績達成率に応じて昇給率を設定し、その原資を評価結果に基づいて配分する仕組みです。

業績達成率100%のときの昇給率を1.5%とした場合、基本給総額7,000,000円に対して月間昇給金額は105,000円(年間1,260,000円)になります。この原資を、評価結果に応じた係数と職位係数を組み合わせて各社員に配分します。

職位係数の設定例は「一般職:1.0・主任:1.2・マネージャー:1.5・部長:2.5」です。同じ評価点でも職位が上の社員ほど昇給額が大きくなる設計です。

この方式の最大の特徴は人件費の予測が立てやすいことです。業績が良い年は昇給率を上げ、厳しい年は下げるという柔軟な運用が可能です。ただし基本給には「下方硬直性」があるため、業績達成率と昇給率の連動表を社員に開示する際は丁寧な説明が必要です。

人件費コントロールを重視する中小企業には、昇給原資設定型の導入を特におすすめします。