キーワード:OKR MBO 違い 中小企業 目標管理制度 選び方

「OKRを導入すべきか、MBOのままでいいか」——目標管理制度の選択は多くの中小企業経営者が悩むテーマです。組織の規模・フェーズ・文化によって向き不向きがあります。両者の違いを整理し、中小企業に合った選び方を解説します。

**MBO(Management by Objectives)**は、ピーター・ドラッカーが提唱した目標管理の概念です。上司と部下が合意した目標を設定し、その達成度に基づいて評価・報酬を決定します。KGI・KPIを用いた数値目標管理が代表例で、日本の中小企業で最も普及している形式です。

**OKR(Objectives and Key Results)**は、IntelやGoogleが採用したフレームワークです。定性的な野心的目標(O)と定量的な主要結果(KR)で構成され、達成率60〜70%を「健全な状態」とする高い目標設定と、報酬との切り離しが特徴です。

観点 MBO OKR
評価・報酬との連動 強い 弱い(切り離す)
目標の難易度 達成可能な水準 野心的(60〜70%達成想定)
管理コスト 中程度 高い(頻繁なチェックイン必要)
向いている組織 中小〜大企業全般 スタートアップ・成長企業

**中小企業にはまずMBOベースの整備を推奨します。**KGIとKPIを職種ごとに整理し、QQCTの視点(Quality・Quantity・Cost・Time)で評価項目を設定することで、社員が「何をすれば評価されるか」を明確に理解できます。MBOの枠組みを作りながら、組織の方向性を揃える部分にOKRの考え方を取り入れるハイブリッドな活用も有効な選択肢です。